東海地方
東海地方
東海地方とは本州中央部に位置し太平洋に面する地域である。
一般的には愛知県、岐阜県、三重県、静岡県の4県を指すが、静岡県を
除いた3県を指す場合もある。
太平洋ベルト上に位置しており、日本を代表する工業地帯が形成されている。
このうち、愛知県及び三重県北部を中京工業地帯、静岡県の主に
臨海部一帯を東海工業地域と呼ぶ。
地質的には、糸魚川静岡構造線(糸静線)や中央構造線が縦断している。
東部から北部にかけて富士山、赤石山脈、木曽山脈、飛騨山脈など
火山活動や造山運動により形成された中央高地と接し、南は太平洋に面している。
岐阜県北部(主に飛騨地方)は造山活動によって形成された中央高地の一部で、
飛騨山脈など日本有数の山岳地帯となっている。
名古屋城や明治村といった歴史を感じるスポットから、「モリコロパーク」「トヨタ博物館」など子供にも人気の観光施設、知多半島や渥美半島といったリゾートエリアまで幅広く楽しむことができる。
名古屋市内では近代的な観光スポットが多いが、西三河や東三河エリアには湯谷温泉や鳳来寺山など美しい景観も楽しめる。
岐阜県には織田信長の居城岐阜城があり、城内では当時の歴史を知ることのできる武具や書物など様々な品が展示されている。飛騨エリアには奥飛騨温泉郷や下呂温泉などもある。
合掌造りの古民家や緑溢れる自然を目の当たりにできる大野郡白川郷も有名な観光スポット。
「伊勢神宮」や、世界遺産に登録された巡礼の道「熊野古道」、ギネス記録の絶叫マシンが充実する「ナガシマスパーランド」など観光資源が豊富な三重県。
鈴鹿サーキットではF1日本グランプリや鈴鹿8時間耐久ロードレースなど国際的に有名なレースが行われ、周辺には遊園地やホテルなどもあって一帯はレジャーエリアにもなっている。
世界遺産に登録された富士山をはじめ、浜松城を擁する浜松、伊豆や熱海などの温泉地も観光スポットとして人気。
また、天下を統一した徳川家康の居城として知られる駿府城や浜松城などの城郭を目にすることもできる。