善光寺（長野市）

日本で最も古いといわれる一光三尊阿弥陀如来を本尊とし、境内には国宝の本堂のほか薬王院、光明院をはじめ39の宿坊が並ぶ。善光寺最大の盛儀は、数え年で7年に一度の「善光寺御開帳」で私仏である御本尊の身代わり「前立本尊」を本堂にお迎えし約2ヶ月にわたって行う壮麗な行事である。

川中島古戦場（長野市）

信玄と謙信が戦った川中島は今は緑豊かな八幡原史跡公園となっている。隣接する八幡社の信玄・謙信の一騎討ち像や土塁跡などが激しかった戦いを偲ばせる。

戸隠神社（長野市）

宝光社・中舎・奥社と関連の九頭龍社、火之御子社からなる山岳信仰の本山。「天の岩戸開き」神話の神々を祭神としている。

上田城跡公園（上田市）

真田昌幸の居城で徳川軍の攻撃を2度にわたり撃退した難攻不落の名城として知られる。現在城跡公園として整備され、春は千本桜まつり、秋にはけやき並木紅葉まつりが催される。

懐古園（小諸市）

白鶴城や醉月城とも呼ばれた小諸城の跡。入口の三の門には徳川家達の筆になる「懐古園」の額がかかっている。園内は桜の名所として名高く藤村記念館、動物園などがある。

諏訪大社（諏訪市 他）

全国各地にある諏訪神社の総本社。「信濃国一之宮」として多くの人々の信仰を集めてきた。諏訪大社は諏訪湖の南側に位置する上社本宮（諏訪市）と前宮（茅野市）、北側に位置する下社春宮と秋宮（共に下諏訪町）の四社から構成されている。

高遠城趾（伊那市）

戦乱の時代より伊那谷の要所であった高遠城は仁科五郎盛信と織田信忠の攻防を最後に、戦乱の時代の幕を閉じた城跡は城址公園となり樹齢100年を超えるコヒガンザクラが1500本以上あり、「天下一の桜」といわれ名所となっている。

千畳敷カール（駒ヶ根市、宮田村）

中央アルプス・宝剣岳の麓に広がる氷河地形。標高2612mの千畳敷カールへは駒ヶ根ロープウェーを使って短時間でアプローチできる。

天龍峡（飯田市）

諏訪湖を水源に太平洋に注ぐ天竜川随一の景勝地。四季折々に変化する景観が楽しめ、紅葉に染まる渓谷美は格別で天竜舟下りを楽しむ観光客も多い。

妻籠宿（南木曽町）

江戸と京を結ぶ中山道六十九次のうち江戸から数えて42番目となる妻籠宿は、中山道と伊那街道が交叉する交通の要衝でもあった。脇本陣奥谷（林家住宅・国重要文化財指定）と、江戸時代後期の間取図をもとに復元された本陣、鉄筋と木造からなる資料館の3館でなる南木曽博物館や昔ながらの風情が残る宿場跡である。

松本城（松本市）

長野県松本市にあった平城で、松本城はもともと深志城と呼ばれていた。国指定史跡で天守・乾小天守・渡櫓・辰巳附櫓・月見櫓の5棟が国宝に指定されている。現存する木造の12天守のひとつである。