バス料金以外に発生する費用って?

バス料金以外に発生する費用って?

バスの手配料・人件費・燃料代以外が別途必要です

皆さんは、貸切バスを利用するときにはまず見積もりを取るところから始めると思います。
バス会社や旅行会社によって見積もりの書き方はそれぞれ異なるので結局のところ何にどれだけの費用がかかるかが不明瞭という声を聞くことは少なくありません。

今回は、そういった疑問を持った人にわかりやすく解説してみようと思います。

いわゆるバス料金とは一般的にバスの手配料、運転士の人件費及び燃料代が含まれています。
つまり逆に言えばそれ以外の費用は全てお客様が負担することとなります。

それでは、どういった費用が想定されるかを以下に記載してみます。

  • 有料道路料金
  • 駐車料金
  • 乗務員宿泊料金
  • バスガイド費用
  • フェリー乗船料金 、、、etc

有料道路料金と駐車料金について

有料道路とは高速道路のほか、有料の橋やトンネルなどを指します。
バス車種によって料金区分が異なります。

有料道路の料金区分は車両の重量によって分けられています。

注意点として、座席数を増やした送迎タイプの中型バスは重量が大型区分の制限を超えるため「特大区分」になります。

短距離の移動の場合は有料道路を利用しなかったり、利用してもそれほどの金額にならないこともありますが、長距離を走る場合やルートによっては有料道路料金が思った以上に高額になる場合があるので事前に確認しておくと良いでしょう。

「ドラぷら」というサイトを使うと出発するICと目的地のICを入力することでルート上の有料道路料金を調べる事ができるので大変便利です。

下道を使用すると効率が悪かったり、時間通りに到着できない可能性が高いので、基本的に貸切バスの運行は有料道路を使用する前提で行程を組んでいます。

どうしても下道が良い場合は必ず事前に伝えておきましょう。当日にお願いすると時間内で運行が終了しないなどトラブルの元になってしまいます。

駐車料金に関して、皆さんがバスから降りて観光や目的地で滞在中はどこかでバスを待機させる必要があるため基本的には有料駐車場を利用すると思ってください。

バス会社によっては、目的地から少し離れて無料で待機できるところを探してくれる場合がありますが必ずしもそういった対応をしてくれるとは限りません。

前はやってくれたのに、とバス会社に無理を言うのはやめておきましょうね。

特に大きなバスは路肩などで適当に停車しているわけにはいきませんので注意が必要ですね。立ち寄り先や目的地の近隣に利用するバスが駐車できるスペースや駐車場を事前に確認し、必要に応じて予約をしましょう。

駐車場の確認や手配は基本的に利用するお客様が自分で行う必要があります。
どうしても適当な場所が見つからない場合はバス会社さんや旅行会社さんに相談してみると良いでしょう。

代行して駐車場を手配してくれるなど何らかの対応をしてもらえる場合があります。

ちなみに都心で大型バスを有料駐車場で待機させる場合は1時間あたり2000〜3000円程度かかります。現地で慌てないよう事前に用意しておくと良いですね。

宿泊の場合は運転士の宿も必要です

複数日程で貸切バスを利用する場合、運転士さんの宿泊場所が必要になる場合があります。

運転士の宿泊場所が必要と言われたときは基本的には自分たちと同じ宿か、もしくは近場で運転士の宿を手配をすれば問題ありません。
そのとき一緒に宿泊時のバス駐車場を確認しておきましょう。

ドライバーさんが泊まるお部屋のグレードを気にする必要はありませんが、通常は個室で休めることと、朝夕の二食付きであることが求められます。

大部屋で見知らぬ人たちと一緒に宿泊することやみなさんと相部屋などというのは断られますので注意をしてください。

特に貸し別荘やコテージ、キャンプ場などは付近に一人で宿泊できる場所がないなどといった事があるので施設に相談することも大事です。

ただし、複数日程の利用だからといって運転士の宿泊場所が必ず必要になるとは限りません。

運行内容によっては一旦バスを車庫へ回送させたり、往路と復路で車両を変更したり、バス会社を切り替える場合もあります。

予約の際に詳細を確認し、直前になって運転士の宿が必要になったり実は不要で宿をキャンセルしないといけないとか慌てることのないように気をつけてくださいね。

貸切バスを借りるときに注意することは?

最後に、貸切バスの見積もりに決まり切った形はありません。

見積もりを取る際今回説明したようなバス代以外の費用が発生するのか、自分たちで何を用意して何を用意しなくても良いのかといったことは必ず確認するようにしましょう。

会社によって見積もりの書き方はバラバラです。
かたやバス代に諸経費を全て含めるところもあれば、かたやバス代以外は全て実費という風にしか記載していないところもあるなど多種多様です。

少しでも不明点があればどんどん質問してみることで不要なトラブルも避けられます。
わからないことを聞いたり相談できる雰囲気があるか、ということはバス選びの際大きなポイントにもなります。