武田神社（甲府市）

武岳三代が住んだ躑躅ヶ崎館跡に1919年に建てられた武田信玄公を祭神とした神社で堀、石垣、古井戸などが残されている。

善光寺（甲府市）

武田信玄が川中島合戦で信州善光寺が戦禍に晒されるのを恐れ1558年に仏像を甲府に移し善光寺を建立した。金堂は東日本最大の木造建築として知られる。長野県長野市にある善光寺をはじめとする各地の善光寺と区別するため「甲斐善光寺」とも呼ばれる。

御嶽昇仙峡（甲府市）

秩父多摩甲斐国立公園に位置し、金峰山から流れる荒川の清流に侵食された花崗岩が、約4kmにわたり屏風岩、覚円峰、天狗岩、仙娥滝などの巨岩・奇岩の渓谷美を作り出しており国の特別名勝に指定されている。

猿橋（大月市）

広重の「甲陽猿橋之図」や十返舎一九「諸国道中金之草鞋」などにも見ることができる日本三奇矯のひとつである。長さ31m、幅3.3mの木橋だが、谷が31mと深く橋脚がたてられないため橋脚を使わずに両岸から張り出した四層のはね木によって橋が支えられている。

身延山久遠寺（身延町）

日蓮宗の総本山で本堂、祖師堂、三門、奥之院思親閣など多くの建物を有し久遠寺本院と奥之院はロープウェーで結ばれている。寺宝に徽宗筆絹本着色「夏景山水図（国宝）」、鎌倉古写本「本朝文粋」「宗版礼記正義」「釈迦八相図」（いずれも国重要文化財）などがある。

山梨県笛吹川フルーツ公園（山梨市）

フルーツをテーマにした都市公園。郊外の高台に位置し正面に富士、遠くに南アルプスなどの山々が一望でき夜には満点の星空と甲府盆地の夜景が素晴らしく、「新日本三大夜景」のひとつ。

石和温泉（笛吹市）

1961年にブドウ畑から大量の温泉が湧いたのが始まり。今では県下最大の温泉郷で近代的ホテルが立ち並ぶ。春は桃の花祭り、夏は温泉祭り、秋はブドウ祭り、冬はワイン祭りとイベントも多い。

恵林寺（甲州市）

武田家の菩提寺で信玄もここに眠る。織田軍の兵火の中での快川国師の遺喝「安禅不必須山水 滅却心頭火自涼」を記した山門は有名で赤門は重要文化財。

北口本宮冨士浅間神社（富士吉田市）

富士山への玄関くちにあたり垂仁天皇の代に火山鎮護の神・木花咲耶姫を祀ったのが始まり。武田信玄を始め領主の厚い信仰を受けた。国の重要文化財の神殿、天然記念物のご神木もある。2013年に世界文化遺産に登録された。

富士山・富士五湖（富士河口湖町、山中湖村 他）

山梨と静岡両県にまたがる円錐状成層火山で日本の最高峰（標高3776m）。山頂に浅間神社があり古くから霊峰とされ、5合目まで自動車道が通じる。富士五湖とは富士山北麓に点在する五つの湖で山中湖、河口湖、西湖、精進湖、本栖湖を総称する。

鳴沢氷穴（鳴沢村）

広大な青木ヶ原樹海にあり地下21mのところには氷の池、つらら、氷柱、玄武岩質溶岩群が見られる。

忍野八海（忍野村）

霊峰富士の伏流水が湧き出た八つの池。全国名水百選に選定されている。2013年6月に世界文化遺産に登録された。