貸切バスと高速バスの違いについて
貸切バスと高速バスの違いについて
貸切バスと、高速バス、移動手段を考える上で比較されることも多々ありますが、具体的には何がどう違うのでしょうか?似ているようで全然違うこのふたつについて今回はご説明したいと思います。
許可を受けている事業が違う
貸切バス・高速バスのいずれにせよ事業を開始するために地方運輸局の許可を受けることが必要なのですが、その種類がそもそも違うのです。
貸切バス事業は「一般貸切旅客自動車運送事業」、高速バスは「一般乗合旅客自動車運送業」という風に異なります。さらに付け加えるとタクシー・ハイヤーは「一般乗用旅客自動車運送事業」といいます。
補足するとバス事業とタクシー事業の違いは、一度に乗車する乗客の数が「11名以上」なら貸切バス事業、「10名以下」ならタクシー事業となります。
適正な事業の許可を受けずバス事業を行なった場合は罰則を受けるよう法律で定められているので、一般貸切旅客自動車運送事業の許可しか受けていないバス会社が高速バス事業を行なったり、その逆に一般乗合旅客自動車運送業の許可しか持っていないバス会社が貸切バス事業を行うことはできません。
このため、高速バスを貸切で利用することはできません。
貸切バスは安全な運行管理を徹底する必要があり、国家資格を有する「運行管理者」がバスの運行前に行程を決め、そのスケジュール通りに走らせないといけないのです。
また貸切バスの料金体系は高速バスと異なり、安全対策のコストを含んだ料金制度が国土交通省によって定められています。
- 貸切バスと高速バスでは許可を申請する事業が異なる
- そのため高速バスを貸し切り利用したり、貸切バスを高速バスとして利用することはできない
- 貸切バスと高速バスとでは料金制度が異なる
貸切バスを高速バスのように利用する
高速バスとは、主に高速道路を通行する路線バスを指すのですが、高速道路を利用することから基本的には長距離の移動が多く、また夜間に乗車し運行中に車内で仮眠をとって朝方目的地に着くようなルートをとる「夜行バス」のイメージも強いのではないでしょうか。
高速バスはいわゆる路線バスですので乗り場や経由地、そしてあらかじめ決められた時刻表に沿って運行をします。目当ての路線に乗車するために時間や乗り場を合わせる必要がありますね。
その点貸切バスなら、自分たちにとって都合の良い時間、都合の良いルートを通って目的地に到着することができます。参加する人にとって集まりやすい場所を出発地に設定することも可能です。
もちろん夜行バスと同じように夜中に出発して翌日目的地に到着するようなスケジュールを組むこともできるので、高速バス以上に皆さんの思い通りに利用できるというメリットがあります。
団体での長距離移動なら貸切バスも便利
今回は貸切バスと高速バスの違いと、貸切バスを高速バスのように利用することについてご説明しましたがいかがでしょうか?
貸切バスは自由に行程を決めることができるので上手に利用すれば高速バスと同様の使い方ができます。参加する人数に合わせてバスの大きさも選べるので予算や荷物、そのほかの要望に合わせて最適なバスを選ぶことが重要です。
バス選びから効率的なルート作成など様々な点で私たち貸切バス.netはご相談に乗ります。また、貸切バスの料金については利用する時間や距離によってその都度計算をいたしますのでまずはお見積りフォームからお問い合わせくださいませ。
貸切バス.netは日本全国どこでも安全なバスを手配することができます
貸切バス.netは日本全国のバス会社とネットワークがあるので、初めて行く場所や土地勘がなくても安心してご利用いただけます。バス会社をひとつひとつ時間をかけて調べなくても自分たちの好みや予算、使い方に合った最適なバスが予約できます。