バス会社をご紹介①

バス会社をご紹介①

バス会社をご紹介①

日本には貸し切りバス事業者がなんと4,176社存在します。(平成27年度 国土交通省資料より)

「え、、そんなにバス会社ってあるの?」
「名前を知ってるところなんてほとんどないよ」

こんなふうに思ったとしても不思議はありません。
かくいう私もこの業界ではたらくまではそんなにたくさんのバス会社があるとは思っていませんでした。

そもそも貸切バスを利用する機会なんて数えるくらいしかありませんでした。
子供の頃の遠足や修学旅行ぐらいでしょうか?

もちろん自分でバスを借りるなんてことはしたこともありませんでした。
もしかしたらあなたも私と同じような感覚をもっているのではないでしょうか。

この企画は、そんな貸切バス会社さんのことを少しでも身近に感じてもらえるように紹介しちゃおう、というものです。

今まさに世の中は新しい生活様式が推奨され、旅行や移動の形も変わってきています。
貸切バスはそういったニューノーマルの中で改めて見直される移動手段かもしれません。

それではいってみましょう。

京都の地で愛され79年、都タクシー株式会社

さあ、そんなわけで始まった新企画ですが記念すべき第一回目にご紹介するのは京都で1940年に創業されなんと79年もの歴史を持つ都タクシー株式会社さんです。

都タクシーのバス

その名のとおりタクシー事業をメインとした会社さまで、京都に住んでいる人は名にする機会も多いんじゃないでしょうか?
世界的な環境問題について力を入れて取り組まれており、京都のタクシー業界では初めてグリーン経営認証を取得しています。

グループの企業コンセプトは「環境への思いやり」ということでサスティナブルが注目される昨今、とても素晴らしい理念をお持ちの会社さまですね。
そして、タクシーだけではなく60名乗車可能な大型バスをはじめ中型バスからマイクロバスまで幅広いラインナップを持つ観光バス事業を行なっています。

やはり安全に対しての配慮はタクシーと同様で、貸し切りバス事業者として日本バス協会が定める「貸切バス事業者安全性評価認定制度」において最も取得・継続が難しい「三つ星」を保有しています。

三つ星を証明するステッカー

これは運転者の安全教育・適性診断・健康管理、車両点検整備の実施など、長年にわたり取り組み続けることでしか認められないものですので、まさに京都の観光はお任せ!と言えるのではないでしょうか?

都タクシーのコロナ対策

日本バス協会が発表する「バスにおける新型コロナウイルス感染予防対策ガイドライン」を守るのはもちろんのこと、以下のような独自の取り組みを行っています。

・運転席の飛沫感染防止カーテン
・乗降口にお客様用のアルコール消毒液を常時設置
・お客様用座席前後に飛沫感染防止カーテンを設置

なんと、お客様の座席に完備された飛沫感染防止カーテンは自分たちで自作して取り付けられたそうです。しかも取り外しが可能というレベルの高さ。

さらにバス車内の空気をきれいに維持する除菌イオン発生装置付きエアコン搭載車両を11台も保有しています。
これはバスの製造時にオプションとして取り付けられるもので、後付けができない設備なんです。
いかにお客様が快適に車内で過ごせるかを普段から重要視していた現れですね。

都タクシーの除菌イオン発生装置搭載車両には写真のステッカーが掲示されます

安全な移動手段として万全であるだけでなく、このwith コロナの中で旅行や移動を考える際に、安心して利用できるバスといえるでしょう。

さらに都タクシーのHPでは新型コロナウイルス感染予防対策について動画で説明をしていますので、是非一度ご覧ください。

飛沫感染防止仕様バス運行中

都タクシーがおすすめする、withコロナにいきたい観光地

最後に、今だからこそ行きたい京都の観光地を都タクシーで「京都検定」「京都観光おもてなしコンシェルジュ」の資格をもつ担当者さんに聞いてみました。

清水寺

清水寺

京都を訪れたことがない人でもその名が広く有名な清水寺。
「清水の舞台から飛び降りる」という言葉がありますが、その大舞台から見下ろす四季の光景や京都の街並みは素晴らしい美しさを誇ります。

清水寺を訪れると、最初に目に入る「仁王門」その奥にそびえる「西門」「三重塔」はいわゆる”映える”スポットとしても人気が高いので是非ご自分の目で確かめてください♪

仁王門をくぐり鐘楼の横を抜けると見えてくる隋求堂では「胎内巡り」というスピリチュアルな体験ができます。

お堂の下を大随求菩薩の胎内に見立て、暗闇の中を壁に巡らされた数珠を辿り随求石を目指すのです。

嵐山

竹林の小径

こちらも京都の代名詞ともいえる人気のスポットです。
桂川」や「渡月橋」、歴史を感じさせる世界遺産の寺院など多くの名所があります。

写真の竹林のイメージが強い人も多いでしょう。
野宮神社」からさらに西へ約5分進むと、幻想的な風景が広がる「竹林の小径」に入ります。

嵐山の中でも特に人気の高いスポットで、両サイドから押し寄せるのかのような竹林は迫力があり、隙間からもれる日の光はあなたの心を癒してくれるでしょう。

意表をつく有名どころをご紹介いただきましたが、土日祝日に関しては観光客も回復傾向にあるものの、平日に関しては「こんなに空いてていいの?」というぐらい落ち着いて観光ができる状況だとのことです。

今までだったら国内外から観光客が大挙して押し寄せ、じっくり見ることができなかった観光の大人気スポットが、今なら混雑を気にせずのんびり見てまわれるというのは、まさに地元のバス会社だからわかる耳寄りな情報ではないでしょうか?

おそらく紅葉シーズンまではこのような状況が続くのでは?とのことですので、この夏貸切バスを使ってあえて京都の王道巡りをしてみるのはいかがでしょう?

初めて京都を訪れる人はもちろんのこと、何度も京都を旅行したことがある人も観光地の新しい面を知ることができるかもしれません。

■取材協力
都タクシー株式会社