松江城（松江市）

1611年築城、千鳥が羽根を広げたように見える入母屋破風の屋根から別名千鳥城と呼ばれる。山陰地方で唯一現存する天守は2015年国宝に指定され最上階の望楼から360度にわたり市街や宍道湖を眺めることができる。現存する木造の12天守のひとつである。

小泉八雲記念館（松江市）

小泉八雲の名で親しまれた明治の文豪ラフカディオ・ハーンの遺品が展示されている。

穴道湖（松江市、出雲市）

全国で7番目の大きさ。塩分を含んでいる汽水湖のため生物の種類が豊富。

八重垣神社（松江市）

縁結びの神として知られており、本殿裏の鏡池では女性が硬貨を乗せた紙片を浮かべて恋を占う。

玉造温泉（松江市）

「出雲国風土記」に記され日本最古の湯のひとつに数えられる玉造温泉は玉湯川沿いに湧く名湯で知られ、川の両岸に数多くの旅館が軒を連ねる。

出雲大社（出雲市）

縁結びの神、福の神として名高く日本最古の歴史書といわれる「古事記」にその創建が記されているほどの古社である。主祭神は大国主大神。現在の本殿は1744年の遷宮造営で建立されたもので大社造で国宝に指定されている。

稲佐の浜（出雲市）

出雲大社から西へ日本海に出たところの砂丘が稲佐の浜で長い弧状を描く砂浜は、国譲り神話の舞台となっている。

出雲日御碕灯台（出雲市）

1903年に設置、高さ43.65m、海面から灯塔の頭上までは63.30mと日本一の高さを誇る。展望台からは眼下に広がる日本海に島根半島の全景、晴れた日には遠く南方に中国山地も望める。

石見銀山遺跡（大田市）

日本海に面する島根県のほぼ中央に位置し石見銀の採掘・精錬から運搬・積み出しに至る鉱山開発の総体を表す「銀鉱山跡と鉱山町」、「港と港町」、及びこれらをつなぐ「街道」からなっている。この遺跡は東西世界の文物交流及び文明交流の物証であり、伝統的技術による銀生産を証明する考古学的遺跡及び銀鉱山に関わる土地利用の総体を表す文化的景観としての価値を持っている。2007年7月に「石見銀山遺跡とその文化的景観」として世界文化遺産に登録された。

津和野（津和野町）

山陰の小京都と呼ばれる津和野のなかでも殿町通りは古いたたずまいを残すなまこ塀が並ぶ石畳の通りでカトリック教会、藩校養老館跡、郡庁跡、津和野藩家老多胡家表門など多くの史跡が集中し、土塀に面した通りの掘割には大小無数の鯉が群遊している。この通りは弥栄神社、太鼓谷稲成神社の参道にも通じており弥栄神社に伝わる古典芸能神事である鷺舞もよく知られている。