鬼押出し園（嬬恋村）

1783年の浅間山大噴火によりできた幅3km、距離12kmに及ぶ溶岩の擬結地帯。鬼押出し園の中心には厄除け観音堂があり、噴火で被災死亡した人々の霊を慰めるため上野寛永寺別院として建立された。

草津白根山（草津町）

白根山、本白根山、逢の峰等の一帯の総称。白根山（標高2,160m）は、湯畑とともに草津の名所。山頂には湯釜、水釜、涸釜の3つの火口があり湯釜はエメラルドグリーンの硫黄製の温水をたたえている。（2019年1月1日現在、火山規制のため立ち寄れない）

草津温泉（草津町）

白根火山の南東麓で標高1200mの高原にある温泉。温泉街の中心には源泉が湯桶を通り流れ落ちる湯畑や「湯もみ」の実演が見られる観光施設があり賑わう。夏は避暑地冬には草津温泉スキー場がオープンする。

白衣大観音（高崎市）

1936年に建立された高さ41.8mの巨大な観音様。高崎市のシンボル的な存在で内部を見学することもでき、9階からなる体内にはあわせた20体の仏像が安置されている。

小林山達磨寺（高崎市）

徳川光圀の開基と伝えられる黄檗宗の寺院。達磨大師が本尊で毎年1月6・7日には有名な達磨市が開かれ数十万人の参拝客で夜通し賑わう。中国より伝来した黄檗普茶料理が有名。

榛名山（渋川市、高崎市、東吾妻町）

赤城山、妙義山と並ぶ上毛三山のひとつ。榛名山は榛名湖の外輪山の総称で中でも円錐形の榛名富士は四季折々の表情を湖面に映すことで知られ、山頂へはロープウェーで行くことができる。

伊香保温泉（渋川市）

榛名山の東腹標高800m位にある茶褐色の湯で知られる温泉街。草津・水上とならび群馬県を代表する温泉。温泉街は延々と続く石段を中心にひな壇のように広がり山間の湯処独特のムードを持つ。

富岡製糸場と絹産業遺産群（富岡市、伊勢崎市、藤岡市、下仁田町）

「富岡製糸場（富岡市）」は1872年に明治政府がフランスからの技術を導入し設立した官営の製糸工場で日本の養蚕、製糸業の発展を主導した。和洋の建築技術を融合した建物は創業当時の形がほぼそのまま残る。近代養蚕農家の原型とされる「田島弥平旧宅（伊勢崎市）」、日本の近代養蚕法の標準となる清温育の発祥地とされる「高山社跡（藤岡市）」、天然の冷風を利用した蚕種の貯蔵施設「荒船風穴（下仁田町）」の4資産が2014年に世界文化遺産に登録された。

水上温泉（みなかみ町）

上越国境の山々に囲まれた大温泉郷。明るく開けた温泉街、その周辺の自然は素晴らしく湯の町を流れる利根川は、川幅も狭まり見事な渓谷美が見られる。泉質は硫酸塩泉、効能は動脈硬化・きりきず・やけど・慢性皮膚病などに効用がある。

尾瀬（片品村＜福島県檜枝岐村他＞）

動植物の宝庫といわれ、雄大な自然に囲まれた尾瀬はミズバショウの開花とともに本格的シーズンを迎える。あでやかに高山植物が咲き競う尾瀬ヶ原、燧ヶ岳などの勇姿を湖面に映す尾瀬沼などが訪れるハイカーたちの心を魅了する。会津駒ヶ岳や田代山・帝釈山の周辺地域を国立公園区域として編入し2007年8月に「尾瀬国立公園」として指定された。

吹割の滝（沼田市）

片品村渓谷にあり、1936年に国の天然記念物及び名勝に指定された滝で高さ7m、幅30mから落下する姿から東洋のナイアガラとも呼ばれる。遊歩道があり「鱒飛の滝」や「獅子岩」、「般若岩」などが見どころである。