平林寺（新座市）

臨済宗の古刹で松平家の菩提寺。1375年現在のさいたま市岩槻区に創建されたが、川越城主松平伊豆守信綱の子輝綱によって新座市に移された。境内にはクヌギ、コナラなどの雑木が茂り武蔵野らしい風景が見られる。

鉄道博物館（さいたま市）

2007年に開館した鉄道博物館はヒストリーゾーンとラーニングゾーンに分かれている。ヒストリーゾーンでは実物の車両を展示の中心として、鉄道の技術史をわかりやすく解説している。ラーニングゾーンでは実物の部品や模型などを使用して鉄道の原理や仕組みなどを体験的に学習することができる。

盆栽村（さいたま市）

東武野田線の大宮公園駅北側に位置する盆栽村は、1952年に東京から数人の盆栽業者が移り住んだのが始まりとされている。現在では我が国屈指の盆栽郷となっている。

権現堂（幸手市）

約千本のソメイヨシノの桜のトンネルが約1kmにわたり続く桜の名所で権現堂桜堤とも呼ばれる。桜の他に水仙、アジサイ、曼珠沙華など季節によって多くの花々が咲き競う。

忍城址（行田市）

関東七名城のひとつとされる忍城は石田三成の水攻めにも耐えた名城で、かつての本丸跡地は現在、行田市郷土博物館となり周辺は忍城址公園として整備されている。

吉見百穴（吉見町）

古墳時代の末期（6世期末〜7世期末）に造られた横穴墓で、現在確認できる横穴の数は219基である。また緑色の光を放出しているヒカリゴケ（国指定天然記念物）が吉見百穴の横穴墓内に自生している。

金鑽神社（神川町）

国指定重要文化財。金鑽神社山道の途中、右手の高台に建つ朱塗りの多宝塔。室町後期に武蔵七党のひとつ丹党の阿保氏によって建立された。

御嶽の鏡岩（神川町）

国指定特別天然記念物。武蔵二の宮金鑽神社の御神体である御嶽山中腹にある。約9千万年前の断層活動の摩擦により表面が鏡のように輝いている。

長瀞（長瀞長）

県の北西部、荒川流域にある景勝地で国の名勝で天然記念物に指定されている。幅約80m、長さ500mにわたる畳を一面に敷き詰めたような「岩畳」や甌穴などがある。川下りも楽しめ、周辺には歴史ある宝登山神社や宝登山ロープウェーなどがある。

三峯神社（秩父市）

三峰山の中心で大和武尊の双剣と伝えられる山岳信仰の霊場。本殿は春日大社造りで極彩色が施されており、拝殿は竹林七賢人の透彫などがあり重厚な雰囲気を感じさせる。

不動滝（秩父市）

緑深い岩影に浮かび上がる落差50mを誇る奥秩父の瀑布。不動明王にちなんで名付けられたとおりその様は荘厳さを醸しだしている。

黒山三滝（越生町）

男滝、女滝、天狗滝の三滝からなる。かつては修験者の道場であり毎年7月に古式ゆかしい滝開きが行われる。

川越（川越市）

「時の鐘」や蔵造りの建物が立ち並び、江戸の景観を受け継ぐ歴史的遺産として重要伝統的建造物群保存地区である一番街、天台宗の名刹で天海僧正が住職の時、江戸城から豪華な壁画や墨絵で装飾された家光誕生の間や家光の乳母であった春日局が使用した化粧の間などが移築された喜多院、家康公の遺骸を日光山へ運ぶ途中で法要が行われたことで建設された仙波東照宮や菓子屋横丁などがある。