貸切バスの魅力を改めて考えてみよう!
貸切バスの魅力を改めて考えてみよう!
観光旅行にせよ送迎にせよ、移動手段や移動中というのは目的地や滞在先で過ごすよりも長い時間になること、そして重要な意味合いを持つ場合もあります。移動を単純な手段としてみれば、所要時間とそのコストぐらいを判断基準にして交通機関を選べば良いでしょう。しかし、費用だけで交通機関を選択すると、思いもよらない落とし穴にハマってしまうことも時にはあります。今回のバスログでは、貸切バスのメリット・デメリットをご紹介しその上で改めてその魅力について考えていきたいと思います。
貸切バス 〜メリット編〜
1.大人数が一度に乗車可能(最大60名)
2.貸切空間のため、車内でカラオケや宴会、ミーティングなどができる
3.大きな荷物も積み込める(小型バス以上)
貸切バスのメリットといえば、最大で60名もの人が一度に乗車できるということでしょう。車内は皆さんの貸切空間ですので車内ではカラオケを楽しんだり、お酒を飲んだり、はたまたミーティングを実施するなど使い方は様々。
さらに観光タイプの車両には荷物が積み込めるトランクルームの設備がついていることが多いため、泊まりがけの旅行や部活・合宿など荷物が多い団体にも最適です。
荷物が多い団体移動も貸切バスなら目的地まで直行!
大人数での観光旅行や合宿などで遠方まで移動する場合、公共交通機関だと乗り換えに時間がかかったり、混雑している時は座席が離れてしまい幹事さんが何度も点呼を取らないといけなかったり気が休まる時がありません。
大勢で移動する時というのは、長期休暇を利用していることが多くまた、遠距離の移動はなかなか電車一本では済まないので上記のような困りごとに直面することは決して珍しいことではありません。
貸切バスなら目的地に大勢で一度に直行できる、ということですね。さらに予定に合わせて途中に観光地や休憩場所をいくつか経由して回ることもできるので自分たちだけのオーダーメードツアーを作ることだった可能なんです!
公共交通機関を利用する場合、荷物の量に上限があったり(飛行機)、乗り継ぎ時の移動が想像以上に大変だったり(点呼を取りつつ荷物を抱えて移動しないとなりません!)、そういった経験がある人は多いでしょう。
観光タイプの貸切バスが備えるトランクルームは一般車と比較すると遥かに大きくたくさんの荷物を積み込むことが可能です。
【こんな時に安心、トランクルームの活用例】
- 部活の遠征・合宿で部員数分の道具を持っていきたい
- 旅行の帰り道、道の駅や土産物屋でたくさんお土産を買って帰りたい
- 参加者の荷物が多いが出発時間が通勤ラッシュと重なるので、なんとかしたい
貸切バスの車内、できることはアイデア次第!
大勢が一度に目的地まで向かうことができる、荷物だって積み込める、貸切バスを利用するメリットはそれだけではありません。車内は貸切空間です、アイデア次第で移動時間を有意義に、楽しく過ごすことができるんです。
例えば、周りの目を気にすることなくお酒を飲みながらカラオケやDVDを楽しんだり、大会や試合に向けて戦略を練るためのミーティングを重ねたり、親睦を深めるためにビンゴやカードで盛り上がったり、それに疲れた時はゆっくり眠ることも可能です。
遠方への旅行や合宿の場合、どうしても移動時間は長くなってしまいます。公共交通機関の場合、じっと座って(場合によっては立って)いなくてはなりません。貸切バスなら他の交通機関と比べて乗車時間を有効に、さらに周りを気にせず有意義に過ごすことができるのです。
【貸切バスの車内でできること(例)】
- ミーティング・会議(DVDやマイクも使用できる)
- アルコールを含む飲食が楽しめる
- DVD・ビデオ鑑賞
- ビンゴやカードゲームなど
- 睡眠
サロン仕様の観光バスで贅沢な移動を楽しむ
サロンバスとは?
テレビのロケ番組などで、後部座席がコの字型に回転し、テーブルを囲んでいるのを見たことはないでしょうか?このような座席配置にできるバスをサロンバスといいます。
サロン仕様にできるバスは通常小型バス以上になりますが、サロン部分を利用して宴会やゲーム、カラオケなどを行えば向かい合う分より距離が近づきますし、何よりバス旅ならではの贅沢な雰囲気を楽しむことができます。
貸切バス 〜デメリット編〜
1.駐車場など手配が必要
2.少人数での利用はコストパフォーマンスに劣る
3.事前にスケジュールを決めなくてはならない
貸切バスを利用する上でデメリットとなるのは、事前にいろいろなことを調べて、準備しておかなくてはならないことでしょう。公共交通機関と比べて、待機中の駐車場が必要になりますし、自家用車と違って貸切バスはサイズも大きいため専用の駐車場が必要になることもあります。
また、貸切バスはバス1台あたりのチャーター料金が発生します。乗車定員以内であれば人が増えれば増えるほど、一人当たりの負担は少なくなっていきますが逆に人が集まらない場合や、参加人数に対して大型のバスを借りる場合は一人当たりの費用は割高になってしまいます。
駐車場やドライバーの宿泊場所の手配は幹事さんの役目です
貸切バスは一度に大勢の人を運ぶことができる分、その車体は普通乗用車よりも大きく、皆さんがバスから降りて観光を楽しんでいるときや目的地に滞在中、適当な場所に路上駐車で待機しておくという訳にはいきません。
一泊二日のスケジュールで二日間とも同じバスで移動するとなれば、ドライバーさんの宿泊場所や一晩バスを駐車する場所も探さないといけません。
通常こういった手配は幹事さんのお仕事になります。バス会社が直接手配することは、旅行業務にあたるため旅行業の登録を受けていないとできません。
旅行業の認可を受けた旅行会社や貸切バス手配会社なら別途手数料を払うなどすれば代行手配をしてくれる場合があるので困った時は相談してみると良いでしょう。
出発までにスケジュール表(行程表)を完成させないといけない
大勢の人が乗車する貸切バスには、皆さんの安全を守るため様々な決まりが存在します。
そのひとつが事前に運行計画を立て、その通りに当日運行しないといけないというものがあります。そのため、前もってスケジュールを決め、その内容に沿ってルートの選定や時間配分を確認し「行程表」を作らないといけないのです。
当日、思いつくがままに行き先や時間を変更してしまってはどういったアクシデントが発生するか予想ができません。例えば道路工事や冬季通行止めなど確認しておけば回避できることも、当日急遽決めたルートではこれらにぶつかり立ち往生してしまったり、場合によっては大事故につながってしまうかもしれません。
またドライバーが安全にバスを運転するために、連続して運転しても良い時間や走行距離にも決まりがあるのです。現地で時間延長や行き先を追加して、この制限を超えるようなことがあったら大変です。
貸切バスの魅力 〜まとめ〜
貸切バスを利用する際のメリット・デメリットをそれぞれおさらいしてみましたがいかがでしょうか?
貸切バスは1台あたり最大60名の団体行動が可能な移動手段です。いろいろな観光地を自分たちの思う通りの順番で周りたい、移動中の車内でも様々な催しをして楽しく過ごしたい、荷物が多く公共交通での移動が困難であるといった方々にオススメです。
バスの種類も、大型観光バスからマイクロバスなど小回りの効くタイプまで、用途に合わせて最適な車種を選ぶことができます。
観光旅行や合宿・大会での遠征、冠婚葬祭や企業の視察や研修など、様々な場面で利用されている貸切バス、是非一度便利な貸切バスを利用してみてはいかがでしょうか?
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