貸切バスの選び方

貸切バスの選び方

貸切バスの選び方

「団体の移動で低コストで安全な移動方法がないか探している」
「貸切バスって料金以外に違いはあるの」

この記事はそんな方に向けて書いています。

貸切バス.netは日本全国で貸切バスを手配しているインターネットサービスです。
私たちは旅行会社で貸切バスの手配を専門に行っていた経験をもとに、日本中のバス会社とのネットワークを活かして、 大手企業から子ども会まで、数多くのお客様に貸切バスを使った快適な移動を提供しています。

貸切バスはその名の通り、バス1台を丸ごと貸し切ってあなたたちのためだけに 利用することができます。
プロのドライバーが運転をつとめますので、はじめて行く観光地や長距離の移動も安心して任せられるのです。

そんな貸切バスを運行するバス会社が日本にはなんと4,000社以上もあります。

「自分たちにあったバスって何だろう?」
「何を基準にバス会社を選べばいいのか」

今回は貸切バスの選び方について、貸切バス手配を専門に行うプロならではの視点でお話ししてみます。
これを読むことで貸切バスの違いや、あなたにあったバスの選び方が理解できるはずです。

あなたの移動が満足いくものになるようお力添えできれば幸いです。
それでは始めます。

貸切バスの料金制度

「コースごとに決まった料金はあるの?」
「大型バスを1日借りたらいくらかかる?」

こういったご質問はたいへん多く寄せられます。
やっぱりまずは貸切バスとはいくらぐらいかかるものなのかを知りたいですよね。

ところが、貸切バスの料金というのは、少々ややこしい方法で算出されます。
ひとことで言うと、「内容次第」、すいません、身もふたもないですね。

専門的な話をするとバス代とは、運賃+料金のことを指します。
混乱を避けるため「バス料金」と呼んでいますが、実はこのふたつは違います。

「運賃」とは、読んで字のごとく”運び賃”のことです。
とある場所からとある場所まで運んでもらうための対価ですね。

「料金」とは付加価値に対して支払う代価、特別なサービスの利用料を指します。
深夜・早朝にかかる運行や、トイレ付き・リフト付き車両といった特殊車両を 利用する場合、交代運転手の配置が必要になる場合などが該当します。

主には「運賃」がバス代の大半を占めますが、これは時間制運賃とキロ制運賃を 合算して計算します。

バスを利用する時間、走行距離に対してあらかじめバス会社が運輸局に届出ている それぞれの単価を掛け合わせることで運賃を算出します。

例えば、東京で大型バスを1日10時間利用、走行距離150kmと仮定した場合

A社
時間単価:6,800円 キロ単価:130円
10(時間)×6,800(円)=68,000(円)
150(キロ)×130(円)=19,500(円)
68,000(円)+19,500(円)=87,500(円)/税別

B社
時間単価:6,500円 キロ単価:170円
10(時間)×6,500(円)=65,000(円)
150(キロ)×170(円)=25,500(円)
65,000(円)+25,500(円)=90,500(円)/税別

このような計算になります。

バス会社が自社の運賃設定をいくらに設定しているかによって価格に差が生まれることが おわかりいただけましたでしょうか?

しかし時間・キロに掛けられる単価にはエリアを管轄する運輸局や、バスの大きさによってそれぞれ上限と下限が設けられています。
この上限・下限の中に収まらないと法令違反となり、違反が発覚したバス会社は営業停止などの 厳しい処罰が下されてしまいます

そのため、同一条件の場合最高値と最安値の価格差は30%程度に収まります。
ところがバス会社は混み合う時期には設定運賃を高く、逆に暇な時期は安く設定する傾向に あるので、普通に問い合わせると運賃にそれほど各社差は出ないのです

「じゃあ見積りなんてする意味あるの?」
「ますます違いなんてないじゃないか」

その通りです、あなたがバス会社に1社ずつ見積りをお願いしても大きな違いは 感じられないのです。

厳密にはバスの運賃はみなさんが乗車している間(実車)だけ発生するわけではないので配車場所(集合場所)からバス会社の車庫までの距離や所要時間にかかる運賃分がバスの価格差として現れるでしょう。

そのため、バスを借りるときは配車場所の近くに拠点があるバス会社を選びましょう、とよく言われるのですが、これは必ずしも真実ではありません

東京都内から出発することを仮定すると、通常配車場所は参加者が集合しやすい東京駅や 新宿駅、渋谷駅などといった主要駅が選ばれます。

では、東京都内でこれら一等地やその付近に大きなバスを何台も保管できる敷地を持つことが できるバス会社がそんなにたくさんあるのでしょうか?

もちろんそんな大会社はほんの一握りです。
都内に拠点を持つバス会社の多くは土地代の都合から23区外やいわゆる郊外に車庫を設けて いるので、当然中心部の配車場所までそれなりの距離を回送しています。

にもかかわらず、都内の中心部に車庫を持つ一部のバス会社と同等もしくは格安のバス代で 手配することも可能なのです。

先ほどバス代というのは運賃と料金を合計したものだとお話ししましたが、この料金に 関しては上限額こそ設けられているものの、下限には制限がありません。

簡単に言えばバス代に上乗せしてもいいし、完全にゼロにすることもできるのです。 つまり付加価値に対して料金を取るかはバス会社の思惑ひとつということです。

バス会社の運賃や料金に対する考え方は季節や予約の埋まり具合によっても変わってきます。
そして貸切バス.netはバス会社と独自のネットワークを持っているため、あなたの要望に合わせて 有利な条件でバスを手配することができるのです。

※一部のエリアや時期によっては、ご案内できない内容やプランもございます

車種の選び方

さて、料金に関する説明はひととおりできましたがそもそもあなたにあったバスとは どのようなものでしょう?

「一度に大勢が乗れた方がいいから大型バス」
「安い方が嬉しいしマイクロバスかな?」

一般的に貸切バスとは大型バス、中型バス、小型バス、マイクロバス、 ミニバス(ジャンボタクシー/コミューター)といった車両があります。

人数や荷物の量に合わせて選ぶのが一般的ですが、実は車種や地方によって、個体差が あるため実は一概には言えないのです。

例えば観光タイプの小型バスは10年以上も前に製造が終了した車両のため現役で 運行しているバスは決して多くはありません。
しかし地方によってはまだまだ人気が高く、バリバリ稼働しているバス会社も存在します。

荷物の積み込みを考えた場合も、同じ大型バスでも車高によってはトランクのサイズが 違うこともあります。
車両やバス会社によって使用できるトランクが2本の場合や3本の場合もあります。

また、参加人数や荷物の量だけで選んでしまうと、目的地によっては道幅制限や交通規制 などがされていてそもそも運行ができない、なんてケースもあります。

そして地元以外のエリアへ行く行程に関してバス会社がそのルートが運行可能かどうかを 事前に確認することはありません
なぜなら、見積りの作成時には車庫からの所要時間と走行距離、必要であれば料金を計算 するだけだからです。

例を挙げると、埼玉県の奥秩父にある両神山麓キャンプ場は道中の道幅が狭く、道路に木の枝が張り出しているため、車高の高い観光タイプのバスでは進入できません。
しかしこんな情報はキャンプ場のHPには書いていません。

他には神奈川県にある葉山にある一色海水浴場は夏のレジャーで大変人気がありますが、手前にある御用邸から先は交通規制がかかっているためマイクロバス以上で近づくことは許されません。(すぐ近くに警察署もあります。)

このようにみなさんの目的地にバスで行くことができるのか?ということを知らないバス会社や旅行会社に任せると当日や直前になって大変なことになってしまいます。

新型コロナウイルスが気になる今だったら、車内で人が密集しないように座席に余裕を もつことや、感染予防対策はどのようなものがあるかも事前に確認しておきたいところでしょう。

このように、人数・荷物・行先などと旅行や移動全体の視点からバスを選ぶことが重要です。
貸切バス.netは日本全国で様々な団体の貸切バスを手配してきた経験があります。

お問い合わせ時に詳しいお話を聞かせていただければあなたにぴったりのバスをご提案 いたします。

※一部のエリアや時期によっては、ご案内できない内容やプランもございます

用途に合わせて

あなたは貸切バスをどんな目的で利用したいと考えていますか?

「格安の移動手段」
「みんなが固まって移動できる」
「大きな荷物があるから」
「公共交通機関を利用したくない」
「早朝深夜で、他の移動手段がない」、、、などなど

こういった「なぜ」バスを使うのかという理由もあるでしょうし、

「観光地を巡りたい」
「ゴルフ場への送迎 」
「結婚式場へゲストを送り迎え 」「サークルの合宿 」
「リトルリーグの大会に参加 」
「取引先を自社工場へ案内するため 」
「遠足や修学旅行 」
「海外渡航で空港への移動」、、、などなど

これらの「何のために」という要素もあるはずです。

つまり、「なぜ」・「何のために」といった皆さんの目的を果たすことが できる手段となるバスを利用することが大事ですよね。

例えば、年配のご親族がまとまって結婚式場に移動できる手段として 貸切バスを探しているとしたら、普段婚礼の送迎をほとんどやっていない バス会社を使おうと思いますか?

格安の移動手段を利用して、片道500km離れたスポーツ大会の会場へ 送迎をお願いする場合、たとえ安くても普段は近場の観光地しか走ったこと のないバス会社は選ばないですよね。

このようにみなさんのバスを使う意図と用途に見合ったバスを選ばないと 目的を達成することは難しいのです。

バス会社によって得意とする運行内容はまちまちです。
観光利用が多いバス会社があれば、冠婚葬祭の送迎を主に行っているバス会社も あります。
企業送迎を定期で運行して、ビジネスマンの方への対応が上手なバス会社もあれば 頻繁に東京〜大阪を往復しているバス会社なら長距離送迎はお手の物でしょう。

貸切バス.netはどのような目的で貸切バスを利用するのかを丁寧にお伺いし、その目的を叶えることができる、最適なバスをご案内します。

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一括見積りとは?

よくある一括見積りをうたうサービスは少なくありません。
確かに、一度の入力で複数の見積りが手に入るんだったら手っ取り早いですよね。

でも、少し待ってください。
見積りサイトに入力した情報であなたが本当に知りたいことに答えが出るのでしょうか?

A社:¥90,000
B社:¥80,000
C社:¥65,000

これでは料金以外の違いがわからないですよね。
じゃあ各バス会社に直接内容を確認するために連絡を取るのでしょうか?
だったら最初から自分で直接バス会社を調べて問い合わせた方がいいですよね。

それに、手軽な方法として一括見積りという手段を選んだのに、見積りをしてくれた バス会社からひっきりなしに連絡されたのでは困ってしまいませんか?

バス会社の情報はインターネットで調べても表面的なことしか書いていないので 見積りサイトに依頼したはずなのに、結局自分でやりとりをするのであれば本末転倒です。

バス会社に一社ずつ問い合わせをするのは、目当ての日に目当てのバスが空いているのか、 あなたが希望する内容でバスは走ることができるのか、予算の相談ができるのか、信頼できる会社に当たるまで時間と労力をひたすら消費するだけです。

貸切バス.netはお客様の用途や希望に合わせて最適なバスをご案内します。 お問い合わせからご利用まで専門の担当者がサポートするので、わからないことや 変更があった時でも簡単に相談ができます。

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最後に

いかがでしたでしょうか? 貸切バスを利用する機会というのはそうそうあることではありません。

「電車や飛行機より安くなるかも」
「車内で自由に楽しみたい」
「毎年貸切バスを利用しているが他の会社はどうだろう?」

きっかけは様々ですよね。

「実際に調べてみると思った以上に違いがよくわからない。」
「何を基準にすればいいの?」

こうした声が多いのは事実です。
けれど貸切バスはあくまでも移動手段のひとつです。
あなたの目的を果たすことができるバスを選ぶことが重要です。

なぜ」貸切バスを使うのか、そして「何のために」バスを使うのか。
貸切バス.netはお客様の旅行や移動の目的を成功させるための 手段として最適なバスをご案内します。

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