貸切バス料金の目安について
貸切バスの料金は国土交通省により定められています
貸切バスは「時間・キロ併用制運賃」
平成26年4月1日より施行された料金制度に基づき貸切バスの運賃は決められています。これは運行1時間毎、距離1kmごとに上限・下限が設けられており利用時間と走行距離から算出するというものです。これをベースにバスの大きさ、利用するエリア、車庫からの距離やシーズン、深夜早朝運行といった様々な要素で変動します。ですので正確な料金が知りたい時は、まず見積りを取りましょう。
利用日や内容が定まっていない状態で出した概算料金は、実際の料金と大きく異なることがあるので注意が必要です。
おおよその相場を見てみよう
上記を踏まえた上で都内出発の場合の概算料金を表にしました。実際の利用時期や運行内容などでこの通りにならないこともありますが、参考にしてみてください。
■東京出発の日帰りで貸切バスを利用した場合(10時間利用・走行距離200kmで算出)
バス車種 | 一般的な定員数(正座席乗車) | 概算料金(税別) |
大型バス | ~45人 | 87,720~126,160円 |
中型バス | ~27人 | 83,720~107,760円 |
小型バス | ~25人 | 68,420~99,972円 |
マイクロ・ミニバス | ~20人 | 62,200~90,720円 |
*車庫からの回送料金は含んでいません。
+サロンやトイレ付などオプションによっても料金は変わります。
安すぎるバス料金にはご注意!!
貸切バスの料金は国が定めた料金制度によって算出され、バス会社は時間・距離料金における上限下限の中で自社のバス料金を決定し管轄の運輸局へ届け出ています。もしもこの下限を下回る料金で運行した場合は法令違反となり場合によっては営業停止になってしまいます。
軽井沢のバス事故以来、安全性を担保するための適正なバス料金に対する監視は非常に厳しくなっています。何社か見積りをとって不自然に安価なバス会社がある場合は冷静に確認をすることをお勧めします。少なくはなってきましたが、仕事を増やすために極端に安い料金を提示するバス会社や、バス会社に圧力をかけ安価で請負わせる仲介業者が存在します。
一運行あたりの単価を下げるわけですからこういったバス会社は仕事を詰め込み量で利益を上げようとします。その結果、ドライバーは1日に複数の運行を掛け持ちしたりまともに休むこともままならないまま次の運行に出るなど過酷な環境での労働を強いられ事故を誘発するといったリスクをはらんでいます。
貸切バスというのは上でご説明した料金制度だけでなく、乗客の安全を守るため、ドライバーが十分な休息を取れるよう労務に関する規定も詳細に定められています。
不自然なまでに安価なバスというのは料金制度が遵守できていないだけでなく運転士の労務に関してもルール違反をしている可能性があります。利用者側からすると、もちろん料金が安いに越したことはありませんが、安全は何ものにも変えられません。稀なケースではありますが、担当者が見積り作成時に料金計算を間違えて算出し、契約後に料金が上がった!なんて話も聞きますので注意しましょう。
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